環境への取組み

サステナビリティ

Efforts to Reduce CO2

CO2削減の取組み

田中製紙工業株式会社 環境方針

田中製紙工業株式会社は、地球及び、地域規模での環境保全に事業活動を通じて、貢献するため、以下のことを環境方針に掲げる。

  1. 当社の事業活動や製品、及びサービスが環境に与える影響を理解し、環境に配慮した製品、サービスの提供を推進する。また、河川、大気への環境汚染の予防への取り組みと、廃棄物の削減と廃棄物の有効活用への取り組みを推進する。
  2. この方針を環境目標に展開して、取り組み、環境パフォーマンスの向上を実現する。これを確実にするため、環境マネジメントシステムの継続的改善に努める。
  3. 事業活動に関連する環境法規制及び協定や自主行動基準などのその他の要求事項を遵守する。
  4. 地域社会の一員として地域の環境保全に貢献する。
2017年7月1日
代表取締役社長
田中 研二

田中製紙工業株式会社のCO2排出量削減目標

弊社は、CO2排出量を2030年に2023年度比で42.0%削減します。

現状

2023年度実績

Scope1:
直接排出

自社での燃料使用や工業プロセスによる直接排出

対象 CO2排出量 (t-CO2/年)
灯油 397.88
ガス(LPG) 356.51
軽油 27.82
ガソリン 4.91
合計 787.12
展開
Scope2:
間接排出

自社が購入した電気・熱の使用に伴う間接排出

対象 CO2排出量 (t-CO2/年)
電力 711.31
   
   
   
合計 711.31
展開
Scope1,2の排出量合計
1,498.43 t-CO2/年

※特記事項…Scope2の算定において、国内工場や関連施設の電力排出係数は各契約会社が公表している調整後排出係数(残差)を採用し算定。

排出原因

Scope1,2の割合グラフ

総排出量 1,498.43 t-CO2/年

円グラフ Scope1: 52.5% Scope2:47.5%
エネルギー別の割合グラフ
各Scopeにおいて割合が高いもの(=削減しやすいもの)
Scope1
対象 用途
灯油 ボイラー
ガス(LPG) 乾燥機
燃料転換、燃料削減
Scope2
対象 用途
電力 本社における電気の使用
電力 工場における電気の使用
省エネ、再エネ化

削減目標

削減目標グラフ
Scope 基準年
排出量 (t-CO2)
目標年 削減率
排出量 (t-CO2)
1 2023年 787.12 2030年 25.73% 584.57
2 2023年 711.31 2030年 60.00% 284.52
1+2 2023年 1,498.43 2030年 42.00% 869.09

※…SBT、再エネ100%を両方組み入れた場合の経路案

SBTi Certified

SBTイニシアチブの認定取得

田中製紙工業株式会社は、2025年6月、CO2排出量削減目標に関して、SBT(Science Based Targets)イニシアチブより科学的な根拠がある水準として認められ、中小企業版として承認されました。

CO2排出量削減目標

Scope1とScope2のGHG排出量を2023年の基準年から2030年までに42.0%削減し、将来的にはScope3の排出量を測定して削減する。

Science Based Targets

SBTi (Science Based Targets initiative)とは

SBTiは、CDP、WRI、WWF、UNGCによって2015年に設立された国際的なイニシアチブで、パリ協定※ が求める水準と整合した温室効果ガス削減目標に対して、科学的根拠に基づいているかの検証を行い、認定を付与しています。

※ 世界の気温上昇を産業革命前より2℃を十分に下回る水準に抑え、また1.5℃に抑えることを目標とする。

CO2 Emission Trend

CO2排出量の推移

Scope1
Scope2
SBT削減目標線

※ 2030年までに42.0%削減を目標としています

For the future

今後の取組み

省エネルギー活動

日々の改善活動を実施し、生産設備、原動力の徹底した省エネ・節電活動を推進してまいります。

  • 工場照明のLED化
  • 高効率ボイラーの導入による省エネ化
  • 機械高温部に遮熱シートを施すことによる室内温度の低下とエアコン使用量の低減
  • 抄紙機乾燥炉やボイラーの空気比適正化による燃料消費量の効率化

新たな取組み

CO2排出量の約5割が電力であることを踏まえ、再生可能エネルギーの積極的な導入を検討してまいります。

  • CO2フリー電気の購入
  • 太陽光発電の利用の検討